止まらない虐待の連鎖

連日報道されている虐待のニュースには本当にウンザリだ。洗濯機で我が子を回したり、ライターのオイルをかけて火をつけたり、そして今一番注目されている下村早苗という人間の形をした悪魔による二児放置死だ。
何でも、子どもが生まれた当時はブログで子に対する愛情を表現していたことがワイドショーやニュース番組で取り上げられているが、それがどうしたと言いたい。過去にどんなに子供に愛情を注ごうと、今こうして死なせたからには罪が軽くなるはずもないし、もうこの女に人間として生きる資格はない。ついでに言うなら、ホスト遊びなんぞしている女はゴミクズしかいない。人間の女ではなく、ホストたちのATMに過ぎない。ましてや、お遊びに夢中になってしまって子育てが面倒になって子供を死なせるなんて、悪魔のやることだ。いや、喩えに使われるゴミクズや悪魔にすら失礼極まりない。確か中学校の学級文庫で読んだキノの旅で、子育てをするには厳しい演習をパスして免許を取らなければいけない国のエピソードが印象的だった。なぜ学級文庫としてラノベがあったのかは知らん。日本も本気でそんな感じのものを導入するか、数年前に飲酒運転に対する罰則を強化したように虐待に対する罰則も大幅強化して抑止力を強めなければいけないと思う。
一応虐待を見かけたら通報する義務が定められており、仮にそれが虐待でないとしても通報者は罰せられず、匿名性も守られるそうだが、通報奨励程度では大した成果は挙げられないだろう。現に、今回のケースだって4度も通報されているにもかかわらず、大阪のお役所の職員がいい加減な確認しかしていなかったせいで防げた死を防ぐことは出来なかったのだ。意味ねえだろうが役立たず共が。
私の身の回りの母子家庭は確かな幸せを感じる素晴らしい家庭ばかりだが、この手の虐待事件の家庭は大概片親か、内縁の妻あるいは内縁の夫が同居している場合が多い気がする。要するに、子供が邪魔に思えてしまうような環境の中で暮らしているうちに、子供を邪魔と感じてしまうようなとんでも無く腐った感性が芽生えてくるわけだ。何にしろ、こんなことを平気でできるような生き物がこの地球上に存在するのは絶対に許せない。出来る事なら、拘留している間は餌など与えず、光の入らない暗い部屋に閉じ込めて自分のしでかしたことを思い知らせてやって欲しい。
逆に、死に物狂いで働いて子供を育てている家庭を少しでも楽にできるように国として動かなければこの悪循環は続きそうだ。子ども手当なんて普通に考えていらんだろ。