サモアンブルドーザー、天国へ

アメリカのプロレス団体WWEの元レスラーで、『サモアンブルドーザー』と呼ばれていたウマガが、
１２月４日に３６歳という若さでこの世を去った。心臓発作だったと言う。
私がテレビで彼を初めて見たのは今年の２月半ば、怪我からの復帰戦だった。
本来は悪役として観客からブーイングを受ける立場なのだが、
怪我を乗り越えての久々の登場で観客たちはウマガに盛大な声援と拍手を送った。
それを浴びているときの嬉しそうな表情は今でも忘れられない。
それからしばらくしてこれまで通り悪役として、多くのレスラーを叩きのめしてきたのだが、
６月上旬に薬物違反が発覚。上層部からは施設に行って更生するように勧められていたのだが、
施設行きを断り解雇となってしまった。
死因の心臓発作と言うのも薬物による副作用だったので、
ここで施設に行っていれば彼が命を落とすことは無かった。
また、ウマガはWWEに入団する前は日本のプロレス団体で名物外国人レスラー活躍しており、
いつか必ず日本のリングに復帰すると言っていたそうだ。
自分がテレビで活躍を見ていて、しかも日本とも縁のあるレスラーが急死してしまうと言うのは、
そういった体験が初めての私にとってはあまりにもショックだった。
今日は個人的な人間関係のことで非常に落ち込んで帰ってきた後に知ったことだったので、
ウマガの死がとどめとなって涙が溢れてきた。
もうどうやって自分を元気づけてやればいいのかわからない。
まずは自分のことよりも、ウマガの冥福を祈りたい。安らかに眠れ。
R.I.P.　UMAGA